こんにちは!
横浜のタロット占い師、真田大地です!
今回は人生に影響を与えた書物である
「エメラルドタブレット」
についてまとめていきます。
が、その前にひとつ注意です!
今回の記事はゴリッゴリのスピリチュアルな内容になります。
オカルトや都市伝説、と言い換えてもいいかもしれません。
とはいえ、ぼくはそもそもスピリチュアル系のお話はエンタテインメントと捉えているふしがあります。
否定や肯定、信じる信じないではなく
「楽しめるかどうか」
で考え、好奇心を刺激してくれる要素としております。
なので、とくにスピの内容を広めたい! と思って記事は書いておりません。
興味ない方はもちろんブラウザバックで大丈夫です😊
では、前置きはこれくらいにして、
摩訶不思議なエメラルドタブレットの世界をどうぞ最後までご覧くださいませ!
エメラルドタブレットってなに?
ではまず、このエメラルドタブレットという本が一体全体なんなのかというところからなのですが、
簡単にまとめるとこういったことが書かれています↓
・エメラルドタブレットには古代の神秘学や錬金術に関連することが刻まれた石板(テキスト)。
・宇宙の法則や自然の秘密、意識の変容、知識の探求などについての教えが書かれている。
・エメラルドタブレットの教えは、古代の錬金術師たちや哲学者たちによって深い考察と啓示をもたらすものとされていた。
・短くて簡潔な文言で表現されている。
・エメラルドタブレットの正確な起源や著者については諸説あり、確固たる証拠は存在しない。
・テキストは多面的な解釈や抽象的な意味を含んでおり、一つのテーマを掘り下げたり知恵を得るためには研究や解読が必要。
・エメラルドタブレットは、古代から現代まで多くの人々によって研究や解釈が行われてきた。
・エメラルドタブレットは神秘的かつ空想的な要素を含んでおり、理解するためには信念のもと探求していくことが必要。
重要なのは、エメラルドタブレットの教えや哲学を
『自己探求や精神性の向上に活かすこと』
であり、各々が自身の理解や成長に役立てることができるという点です。
錬金術・神秘学・精神学・哲学・魔術などのRPG的の元となったようなどこかで聞いたことがある内容がいっぱい!
つまり超広い意味で、
「自己啓発本」
といえるかもしれませんね。
誰が書いたの?
エメラルドタブレットの正確な起源や著者については諸説があり、確定情報は存在しません。
伝承によれば、エメラルドタブレットは古代エジプトの神トート(トート神)によって書かれたとされています。
トート(Thoth)は、古代エジプトの神話や宗教に登場する重要な神であり、知識、文明、魔術、言語、文学、算術、天文学などの領域で広く崇拝されていました。
知恵の神であり、人間に知識をもたらし、文化的な進歩を促進する存在とされています。
ですが、エメラルドタブレットの実際の著者や起源ははっきりしていません。
一部の研究者は、エメラルドタブレットが古代エジプトの知識や思想の要素を含んでいる可能性があると考えています。
ですがその詳細や具体的な起源については結局のところ意見が分かれています。
また、エメラルドタブレットの最初の文献記録は、古代ギリシャのヘルメス・トリスメギストスに帰せられます。
ヘルメス・トリスメギストスは、知識の神ヘルメス(メルクリウス)とエジプトの神トートを結びつけた存在です。
ふたりは同一人物ともされ、ヘルメスもまた錬金術や神秘学の伝統において重要な役割を果たしています。
エメラルドタブレットの起源や著者についての明確な証拠がないため、それに関する議論や解釈は現在も続いています。
確定ではないが、多分『トート神=ヘルメス・トリスメギストス』が書いた!
誰が翻訳したの?
エメラルドタブレットの翻訳や解釈については、複数の学者や哲学者が関与してきたといわれています。
その中にかなりの大物がでてきたりします。
以下に代表的な3名とその業績を挙げていきます。
- アイザック・ニュートン: 17世紀の科学者であり、錬金術にも関心があったとされる。エメラルドタブレットについて研究し、翻訳を試みたが、その翻訳は彼の死後に発見された。
- ドゥノワ: 20世紀初頭フランスの錬金術師。エメラルドタブレットの翻訳を行っていた。彼の翻訳は、一部の研究者によって引用されました。
- M・ドリール:20世紀の翻訳者であり、彼の翻訳版は広く知られている。彼は「エメラルド・タブレットの秘密」というタイトルの本を出版し、その中で独自の解釈や翻訳を提供した。
ぼくが読んだ本は、3のM・ドリール氏によるこちらです↓
ですが前途の通り、これらの翻訳者や学者がエメラルドタブレットの正確な翻訳を行ったと断定することはできません。
エメラルドタブレットは短い文言で構成され、複数の解釈や抽象的な要素が満載です。
そのため、翻訳や解釈は個々の研究者や学者の視点や理解に依存しています。
重要なのは、エメラルドタブレットの翻訳を読む際には、異なる翻訳版や解釈があると理解し、複数の視点から情報を収集することだと思います。
個々の翻訳者の意図や解釈の違いを踏まえたうえで、より広い視野でエメラルドタブレットの教えを探求することが大切です。
現在はM・ドリール氏の翻訳本がもっともメジャーです!
ミクロとマクロ:エメラルドタブレットの世界観に迫る
では、実際にどんなことが書かれているのか。
個人的に気になったことや勉強になったことをまとめましたのでご紹介します。
「上は下を知り、内は外を知る」
この文は、ミクロコスモス(個人)とマクロコスモス(宇宙)の関連性を表しています。
内側の世界と外側の世界は繋がっており、個人の内なる世界を理解することで外なる世界も理解できるということを示唆しています。
「何事も1つのものから生まれ、また1つのものに還る」
この言葉は、全ての存在が1つの源から生まれ、最終的にはその源に還るという、宇宙の持つ連続性と循環性を指しています。
全ては相互に関連し、一体であるという考え方です。
「下にあるものは上にあるものと同じであり、上にあるものは下にあるものと同じである」
これは「類似性の法則」とも呼ばれ、宇宙の中のすべての階層やレベルが互いに鏡のような関係を持つことを表しています。
マクロとミクロの間には、パターンや原則の共通性が存在するとされます。
「知識としての力」
エメラルドタブレットでは、知識の重要性が強調されています。
知識は力を生み出し、進化と成長のための基盤となるとされています。
自己の内なる知識の探求と獲得は個人の発展に不可欠です。
「微小なものが強大なものを制御することができる」
この文は「法則の振り子」とも呼ばれ、微小な要素や要因が大きな影響を及ぼすことを指しています。
微細な変化や選択が、全体のバランスや結果に大きな影響を与えるという考え方です。
「真実と偽りの区別を知ること」
エメラルドタブレットでは、真実と偽りを区別する能力の重要性が強調されています。
知識や情報を適切に評価し、真実を見分けることが個人の成長と進化に不可欠ということです。
「意識の変容と精神の浄化」
エメラルドタブレットには、内なる探求や自己変容の重要性が強調して書かれています。
自己の限界を超え、邪悪や不純な要素から精神を浄化することで、より高い意識状態に到達できるとされています。
「万物は霊的な存在である」
エメラルドタブレットでは、物質世界が霊的な存在によって支配されているという考え方が示されています。
物質と霊的な次元は結びついており、物質の背後には意識やエネルギーが存在するとされています。
「変化と安定のバランス」
エメラルドタブレットでは、変化と安定のバランスが重要であると指摘されています。
変化は進化と成長を促進する一方で、
安定は秩序や調和を保つ役割を果たします。
両者のバランスを保つことが大切とされています。
「宇宙の法則の理解」
エメラルドタブレットは、宇宙の法則や原則の理解の重要性を強調しています。
宇宙の法則を理解し、それに則って生きることで、個人は自己の進化と宇宙との調和を達成できるとされています。
法則の奥義
最後らへんは結構スピスピですが、
精神世界や宇宙といったふわふわしているもののなかに『法則』を見出しているのが面白いんですよね。
なぜ精神世界や霊的な存在が見えないのか、必要なのか。
なぜ宇宙の真理を学ぶ必要があるのか。
そういったことが詳細に書かれているので、単純なふわふわ雰囲気だけのスピとは違った面白さがありました。
難解かつ求められるものが多いので、簡単に成果が出せるものではありませんが…。
某国民的RPGのラスボスが使ってくる技とかはもしかしたらここからきてるかもしれません。
宇宙の 法則が 乱れる!
異星人からアトランティスまで:エメラルドタブレットの不思議な世界
お次は、一部のエメラルドタブレットにおいて記載のある異星人とアトランティスについてです。
異星人
アトランティス
オカルト・都市伝説好きにはおなじみの名前ですね。
そんなオカルト好き垂涎の情報もエメラルドタブレットには記述があります。
まずはアトランティスに関する記述からご紹介します。
アトランティスに関する記述『エメラルドタブレット第12の碑文』
アトランティスとは、言わずと知れた超古代文明です。
古代ギリシャの哲学者プラトンによって最初に言及され、後に様々な伝説や信念で語り継がれました。
ティマイオスとクリティアスはあまりにも有名。
術式開放!
そして、エメラルドタブレットはアトランティスの賢者たちによって書かれたものとされています。
特に有名なのが「エメラルドタブレット第12の碑文」とされる部分です。
この碑文では、アトランティスの存在とその衰退についての記述がされています。
具体的な場所や詳細な歴史的な事象については触れられていませんが、アトランティスの高度な文明や叡智、そしてその没落に関する言及がされています。
エメラルドタブレットにはアトランティスの存在やその知恵に対する称賛や尊敬がこれでもかというくらい書かれていました。
内容としてはアトランティスは、高度な文明や科学的な知識を持ち自然の力を制御し、宇宙の法則を理解していたとされているのです。
そのアトランティスが持っていたとされる高度な知識や教えに触れ、それを尊重する姿勢や探求の重要性が強調して書かれています。
アトランティスの滅亡後、『アトランティス人 トート』がその知識や教えをエジプトなどの文明に伝え、エメラルドタブレットの中に反映されたと考えられています。
もちろんアトランティスには実際の証拠がありません。
伝説や神話の領域に属しています。
プラトンがアトランティスについて最初に言及したといわれていますが、
そのルーツはもしかしたら『エメラルドタブレット』なのかもしれませんね
アトランティス人トートが、エジプトに降臨し人類の文明を造った!?
異星人に関する記述『宇宙船とスフィンクス』
ドリール氏のエメラルドタブレットには異星人の侵略と戦争についての記述があります。
ネガティブからの侵略者が、近い将来訪れる。
要約するとそんな感じです。
ネガティブというのは「暗黒界」と呼ばれていて負の概念そのものです。
エメラルドタブレットではそれを異星人として表記されています。
スターウォーズのダークサイドのようなものなのでしょうか。
漫画やゲームなどの悪役とかが語っているような負の概念から侵略者がくる。
完全にSFというか映画の世界のお話ですが、このエメラルドタブレットにはそういう話がめちゃくちゃ端的に書かれています。
トートはそんなネガティブの侵略への対抗手段として
『宇宙船をスフィンクスの地下に封印した』
と言及しています。
そしてその宇宙船の封印を解くには、人類の意識レベルを向上させる必要があると書かれています。
ネガティブはそのレベルには決して到達できないから、封印をしているという感じでしょう。
ですが、今のままだと人類も到達できないので、人類のレベル上げが急務ということらしいです。
もちろん、アトランティス同様に異星人の存在や関与については科学的な研究が進行中であり、将来的に新たな発見や証拠が示される可能性もあります。
エメラルドタブレット自体が異星人に関する具体的な情報を提供するものとして認識されているわけではありません。
ひとつのロマンある話題として、客観的な視点と批判的な思考を持ちながら読んでみるといいかなーと思います。
人が新たなステージへ上がることにより、宇宙船へのアクセスが可能になる!?
おわりに
というわけで今回は、エメラルドタブレットの不思議な世界をお伝えしました。
自己啓発っぽいことから、精神世界、宇宙、異星人アトランティスまで。
細かい部分はかなり端折ってますが、それでもあまりにも振れ幅が大きいこのエメラルドタブレット。
実はあまりにも難解すぎて、ぼくは読むのに1年くらいかかりました。
記事にするかも、最初はとくに考えていたわけではありません。
もしかしたらエメラルドタブレットがぼくにもたらしたなんらかのインスピレーションが、この記事を書くことまで至らせたのかもしれませんね。
ですが、最初に書いた通り不思議なことも神秘的なことも
『楽しむこと』
が大事です!
あらゆることを楽しみつつ、成長に繋がるようなことはうまく取り入れていければいいんだと思います。
古代の知恵と洞察に触れながら、自己の探求と成長の道を歩んでいきましょう!
以上です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!