ついに！
ついについに来ましたよ！！
現在開催中の東京ゲームショウ2022のイベントステージにて、コナミのHDリマスター版『幻想水滸伝』が正式発表されました。
また、『幻想水滸伝2』も同様にリマスター化されるということです！
この両作で『幻想水滸伝 門の紋章戦争 デュナン統一戦争』として販売が予定されています！！
『幻想水滸伝』は1995年に初代プレイステーションでリリースされたタイトルです。
中国の古典小説「水滸伝」をモチーフに、「紋章」を宿す者の宿命を描いており、その後シリーズ化され複数の作品が発売された。本作は17年ぶりとなる初代のリマスターとなります。
早くもsteamにてページが解説されていますね。
108人の仲間とともに、少年の運命がいま、動きだす—
KONAMIが贈る不朽の名作RPG『幻想水滸伝Ⅰ』＆『幻想水滸伝Ⅱ』がHDリマスターとなって登場！
『幻想水滸伝 I』ストーリー
物語は英雄の豹変から始まる。かつての英雄は暴君と化し、帝国は斜陽の時をむかえた。
荒んだ帝国の圧政に抵抗するため、ついに解放軍が立ち上がった。
天地の宿星108人が、1人また1人と集い、その束ねられた力が歴史を揺り動かす。
ちなみに主人公の武器は『棍』
当時としてはRPGで剣以外の武器を持つのは極めて稀で衝撃でした。
『幻想水滸伝 Ⅱ』ストーリー
ハイランド王国の「ユニコーン少年兵部隊」として、5都市1騎士団によって構成されたジョウストン都市同盟との長く不毛な国境戦争に参加していた主人公とジョウイ。
数カ月前、この二つの勢力の間で休戦協定が結ばれ、戦いに疲れていた民衆はこれを歓迎した。
しかし、新たなる戦いの火はくすぶり続けていた・・・。
ちなみに主人公の武器は『トンファー』
もう武器のチョイスが最高ですね。
『幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱ HDリマスター」の特徴
・全ての背景イラストをHDイラストに一新
・最新エフェクトでより美しいドットアニメーションを表現
・水の音、風の音などのフィールドサウンドを大幅追加
・バトルサウンドもHD音源化してよりリアルに
・オートセーブ機能を追加
・倍速バトル機能を追加
・セリフログ表示
発表の様子はこちら
幻想水滸伝とは？
いずれ記事にしようと思っていたのですが、良い機会なので少し触れておきます。
幻想水滸伝とはその名の通り中国史『水滸伝』をモチーフとしたRPGです。
ただ、水滸伝に忠実というわけでは全くないので、星々の名称といったところが少しリンクしているだけです。
『戦争』と『108人の仲間』
幻想水滸伝は『戦争』がひとつのテーマでもあります。
この戦争に関することが、ゲームにも影響しています。
JRPGの基本形であるノーマルバトル、いわゆるザコ戦とボス戦のほかに
『一騎打ち』
や
『戦争パート』
といったバトルシステムもあり、特に戦争パートはひとつのシミュレーションゲームとしても成り立つほどの完成度をもちます。
また、特徴はなんといっても１０８星と呼ばれる個性豊かな仲間たち。
プレイヤーは『天魁星』をもつ主人公となって仲間を集め、戦いを繰り広げていく…と、ざっくりいうとこんな感じです。
このゲームのすごいところは、108人全てのキャラクターを仲間にできるという所にあります。
もちろんそれぞれに活躍の差はありますが、世界中に散らばる人材をスカウトして自軍を強化していき、強大な敵に挑みます。また、圧倒的な敵役の存在感もいまだに語り継がれています。
ノーマルバトルでは使用できないキャラクターも、戦争パートでは指揮官だったり特殊な役割を持っていたりして、仲間それぞれに活躍の場があるのも嬉しいですね。
もちろん仲間集めは強制ではなく、全員仲間にしなくてもゲームはクリアできます。
しかし、仲間が増えれば拠点が拡大していくといった要素や、ストーリーに大きく関わってくるので、自然と仲間を集めていけるようになっているのも良いポイントですね。
『紋章』を巡る重厚なストーリー
幻想水滸伝では、いわゆるRPGの『魔法』や『呪文』といったポジションに
『紋章』
があります。
この『紋章』を巡るストーリーが尋常じゃないくらい奥が深いです。
紋章には様々な種類がありますが、中でも強い力を持つ『27の真の紋章』が、ストーリーの鍵を握ります。
主人公は、この『27の真の紋章』を宿すことにより、数奇な運命を辿っていくことになります。
前途の通り『戦争』がストーリーの主軸なのですが、主人公がなぜ戦争に巻き込まれるのか、どのように切り抜けていくのか。
そして『紋章』に選ばれた意味はいったいなんなのか。
実を言うと、この物語はまだ完結していません。
というのも、幻想水滸伝は現在ナンバリングだと1～5まで存在しますが、その中で全ての謎が解き明かされることはありませんでした。
幻想水滸伝は時系列こそ違えど、全て同じ世界の中で起こった出来事です。
1から2は思いっきり繋がっていますし、3は１５年後だったりと、同一世界の別時系列の話になります。
そこで紋章の謎や伏線などが大いに散りばめられていたわけです。
なので、言葉を選ばずに言うと、風呂敷を広げるだけ広げて、そのままの状態だったということになりますね。
そこから、数多くのユーザーが考察や創作をして、2022年まで約25年も愛され続けてきたというシリーズです。
その事実だけでも、ストーリーやキャラクターにどれだけ魅力があるのか、わかる気がしますね。
今後の展開に期待！！
豊かなドット絵のグラフィックや物語を彩るBGM、ストーリー、システム、それら全てが重なったのが幻想水滸伝です。
幻想水滸伝Ⅱは、Ⅰから繋がる物語として更に昇華されたゲーム性で神がかり的な人気を誇りました。
５以降、ナンバリングが発表されなかったことや、昨今の百英雄伝などの展開から、幻想水滸伝はもう終わったのではないかと諦めていました。
会社の都合や大人の事情など色々な障害があるとは思います。
ですが、ユーザーとしてはそんなことはどうでもいいのです。
いまはただ、いち幻想水滸伝ファンとして今後の展開に期待して見守っていこうと思います。
いつの日か外伝もリマスターされることを願って！
以上です！
ここまで読んでくれてありがとうございました！